すばらしい響き。
日本語では「勤労所得」の対義語が「不労所得」だけど、不労とは肉体的に労働をしていない、という意味で使われる。
ただ、所得というのは聖書のマナの様に空から降って湧いてくる物でもないので、得られる以上何かが「働いて」いる。ソレが神通力でないなら、肉体以外に働けるのは知能。
つまり、勤労所得が「肉体的」勤労所得だとすると、不労所得とは「知的」勤労所得。
であるならば、逆に勤労所得とは「知的」不労所得ともいえる。
他の人に比べて健康であっても、昔の自分と比べて体力的に衰えるのは、生き物である以上避けられない。ならば加齢にしたがって肉体的勤労所得から、知的勤労所得へシフトしていくのがベターかと思われる。
ただ、ここでいう「知的勤労所得」とはデスクワークなどのいわゆる「頭脳労働」ではない。頭脳労働は結局、自分の肉体における腕力を使うか、脚力を使うか、脳力を使うか、の差でしかないので、ここでは広義で捉えて「肉体的勤労」に入る。
どれだけ早く計算が出来ようと、本人が計算しないと仕事が進まないのなら、仕事の進捗が労働者の「肉体」に依存してしまう。
「知的勤労」とは本人が居なくとも、進む仕事。考案者不在であっても、考案者が「知的」に構築した仕組み上で働く誰か(何か)が動いていれば成果の出る仕事、それを作る過程が「知的勤労」であると思う。
これからは(肉体的)「勤労所得」の対義語は「知的勤労所得」と呼ぼうと思う。
【Audiobook】【補足】私が米国で出会った金持ち母さんと金持ち父さん ≪ The Wisdom of Crowds JP
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